身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

秋口のRSウィルス、東洋医学だとこんな感じ

こんにちは。易占と鍼灸の仙亀です。


毎年冬になると流行するRSウィルス。

小さいお子さん、乳幼児が最も感染しやすい呼吸器系の感染症ですね。

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ことしはそのRSウィルスがこの秋すでに流行しているのだとか。

高熱と鼻水や咳症状を伴い、重症化すると気管支炎や肺炎にかかることもあるそうです。

ゼイゼイ、ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)という呼吸音がしたり、呼吸がはやくなったり呼吸困難になるので、重症化すると酸素がカラダの隅々まで行き届かなくなるので、小さいお子さんにとっては油断の出来ない感染症ですね。


東洋医学ではこうした乳幼児の重症化しやすい呼吸器系感染症も「風邪」のひとつとして対処します。


普段、真冬に流行しやすいRSウィルスですが、この秋口に流行したのには環境に適応できない体調に原因があるかもしれません。

 

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【真冬の「風邪」の原因は寒さ】
真冬は冬のイメージ通り寒いです。

この寒さの影響にカラダが対応する元気が追いつかなくなると、反発するように高熱を発しやすくなります。

冬場流行しやすいインフルエンザや乳幼児のRSウィルスは、寒さに反発しやすいカラダに「風邪」となってはいりこむことで、症状を顕著に表します。

インフルエンザやRSウィルスにかかっても高熱を発しないことがあります。

寒さに反発する元気のないカラダがこうした強力な「風邪」をうけてしまったとき、発熱することなく気管支炎や肺炎まで進行してしまうことがあります。

小さいお子さんの風邪症状をみるとき、背中がすごくやせて見えることがあります。

風邪に対抗する元気がない兆候なので、インフルエンザやRSウィルスでなくても気管支炎や肺炎にまで進みやすいので、元気の少ない分、しっかり保温することをおススメします。

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【今時分の「風邪」の原因は湿気】
ことしはから梅雨だった分、8月から湿度の高い日が続きます。

汗として発汗できずに体内にたまる湿気は、停滞すると「冷たい水袋」を背負い込むような負担がかかります。

湿度の高い中過ごしていると、息苦しいので「冷たい水袋」の負担は呼吸器に影響が出やすいです。

こうしたコンディションで、RSウィルスがはやり、抵抗する元気がないと、簡単にかかり重症化しやすい、という経過をたどりやすいです。

高熱を出す元気のある抵抗力丈夫な子は、高い熱を出して「風邪」を経過させることができます。

ただ「寒さ」が原因でない場合、カラダが高熱を必要と感じない(寒さにあらがう高い体温を必要と感じない)場合は、高い熱が出にくいかもしれません。

元気がなくて高熱が出ないのか、カラダが寒さに対する負担を感じないから高熱がでないのか、鍼灸の施術の場合は脈をみることで判断します(ぼくのばあい)。

「冷たい水袋」を胸(呼吸器)に抱え込んだような状態で過ごしていると、この停滞している水の排泄が行き届かないと、ゼロゼロ、ヒューヒューいう喘鳴症状はなかなかとれません。

この呼吸器の「むくみ」である喘鳴症状こそ、抱え込んでいる「冷たい水袋=8月からの湿気」だからです。


真冬の風邪のように抵抗力を高めるように元気を補うような鍼の施術を用いても、湿気を抱え込んだ今時分の呼吸器症状はなかなか決着がつきません。

胸に停滞する湿気対策をすることで、胸の湿気が効率よく排泄されると喘鳴症状は楽になります。

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毎年、真冬に喘鳴症状と微熱の風邪症状(とくにRSウィルスというばかりでなく)でお子さんが鍼の施術を受けに来られます。

真冬なのに「湿気がこもる症状」が出るのは、クリスマスシーズンからお正月までの過食と生活リズムの不摂生が原因であることが多いです。


外気の湿気が高い時期、呼吸器や泌尿器には「湿気」が停滞しやすいです。

過食や寝不足を気をつけるだけでも、症状対策になるのは、こんな東洋医学の病に対する発想からですね。

これからの台風シーズンにむけても、「湿気」の対策は有効です。

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すでに日本付近に居座り始めている秋雨前線の姿を天気図で確認しながら、小耳にはさんだ感染症についてちょっと思いついたので書き込んでみましたとさ。

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※追記:大人の人もそうですが、湿度の高い時期、台風シーズン、過食などで長引く喘鳴症状がある時には、就寝時だけでも「腹巻」を胸までたくしあげて休まれると呼吸が

安定して楽になります。
むかしむかしは「サラシ」を巻いて、結核や肺炎の時に苦しい呼吸器を包み込むように

過ごすことで、呼吸の安定をはかっていた地域もあるようです。
今回のような感染症の症状対策として、「胸までたくしあげる腹巻」はぼくが日頃ご縁のある患者さんたちにもおススメしている方法ですが、ご参考までに提示させていただきます。