身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

アタマにコーヒー、カラダに紅茶

こんにちは。易占と鍼灸の仙亀です。


秋の涼しい風を感じてから、もっぱら紅茶を飲む機会が増えてきました。

もともとコーヒー派のぼくですが、ちょっと気温の冷え込みを感じると、温かい紅茶が恋しくなります。

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紅茶や緑茶、中国のお茶などには、お茶の葉独特の渋み成分が入っています。

東洋医学的にこの渋みの働きというのは、カラダをひきしめる作用があると考えます。


渋み=ひきしめ


東洋医学ではカラダにはさまざまな働きがあり、この「働き」のことを「気」という言葉で表現します。

「気がある」といえば「働きがある」ということ。

お茶の葉の渋みの働きが、カラダのどの場所のどの働きに作用するか、というのを「帰経(きけい)」といいます。

お茶の渋み作用が「のど」の引き締めに役立てば、腫れぼったい熱っぽいのどが楽になります。

「むね」の引き締めに役立てば、喘ぐように息苦しい感じが楽になります。

「おなか」の引き締めに役立てば、便通がよくなり、効きすぎれば下痢することになります。

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こんな風にひとつの食材でも、どこに作用するかで体調が良くも悪くもなるわけです。

ぼくの好きなコーヒーも紅茶も、量が過ぎると「胃もたれ」をおこします。

コーヒーの苦みの性質はカラダを冷やす作用があり、豆から抽出した特性は重濁で体内での停滞時間が長いため、もたれやすくなります。

紅茶は茶葉なので性質は軽く体内の停滞時間は短いのですが、発酵がしっかりしているためカラダをひきしめる働きが強く、胃の収斂を強く促すためもたれやすさを感じます。

同じ「胃もたれ」でもコーヒーと紅茶では食材の特性から、原因が異なるわけですね。

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量や飲み合わせを考慮することで、こうした食材の負担の要素を軽くして、目的の薬効を効果的に引き出すこともできます。

季節や自分にかなったそのときの飲み合わせの工夫ができると、いつでもおいしいコーヒーや紅茶を飲むことができます。

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ぼくのとって、コーヒーはアタマの働きを活気づけ円滑に活動させてくれるために必要な飲み物です。

アタマがクリアになっていないなと感じる時、アタマにしっかり働いてもらおうというとき、あるいは、思考が停滞しているときのアタマのリフレッシュとしてコーヒーを飲みます。

たくさん飲むことが多いため、普段飲むコーヒーは中荒挽きの軽い焙煎のものを選んでいます。

そのため、調子に乗って出先でフツーにコーヒーを頼むと、たいてい胃もたれします。

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カラダをひきしめる紅茶は、朝夕の涼しい時間にストレートで飲むと、のどのイガイガと風邪ひきを予防してくれるカラダを元気にする渋みを与えてくれます。

涼しい朝や帰宅時に飲む紅茶は、ストレートですぐに呼吸器に作用してくれる飲み方をえらびます。

外出前や寒さを感じる日には、ミルクティにしてカラダを温める時間が長く保てるように工夫します。

冬場には普段飲んでいる紅茶ではなく、スパイスをあわせたブレンド・チャイをストレートで飲むことが多いです。

疲れや冷えを感じる時には、砂糖やミルクを加えるとカラダがリラックスして疲労感が抜けやすく冷えをとり除く効果があるので、好んで飲むようにしています。

ブレンド・チャイがなければ、普段の紅茶に生姜スライスやシナモンをくわえてもよいです。

暑い日に紅茶が飲みたいときは、庭に生えているミントをちょっとちぎって、淹れる時に加えておくと手軽にミントティをたのしめます。

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こんな時にはこんな飲み方、こんな飲みもの。

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毎日の生活習慣の中で、自分のコンディションを高めてくれるココロとカラダにやさしい飲み物や飲み方を知っておくと、ちょびっと暮らしが豊かになります。

そんなわけで、ぼちぼち紅茶の在庫を気にし始める季節の到来です。

行きつけだったお店の移転先も確認できたし、もろもろ準備は整ったかな。