身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

たまたまひらいた「論語」の1ページから、9月1日のことへ

こんにちは。易占と鍼灸の仙亀です。


東洋医学関連でぼくのいつもいる場所には、易経論語など東洋の考え方に関する書物もおいてあります。

ときどき気になって、あるいは東洋のものの考え方に触れたくなって、そんな書物をひらいてみます。

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先日、なにげなく手元にある論語をひらいてみたら、

「子は四を以っておしえる。文、行、忠、信」

のページでした。


論語孔子というひとのお弟子さんたちが、先生である孔子のいわれたことをまとめた書物だと言われています。

この短い一節は、孔子さんがお弟子さんたちに「教えることに必要な4つのこと」として言葉を残したものとされています。


・文:学問すること

・行:実行すること

・忠:真心を尽くすこと

・信:ウソがないこと


解釈の仕方はいろいろあると思います。

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教えを受ける立場であれば、積極的に学問して、それを実際に試してみて、集中した誠意をもった態度で学びに取り組み、自分に嘘をつくことなくごまかさずに勉強し続けよう、というような。

教える人の立場であれば、学問のインプットと学びの実践の場を与えるアウトプットの機会をあたえ、何事にも丁寧にとりくみ自分や他人に嘘があっちゃいけないよ、というような。

うん、論語らしいちょっと堅いイメージの教え、教わる時に必要4つのフレーズ。

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自己啓発書や成功哲学書物にも、こんな「こうあらねば!」という雰囲気のものが多いんじゃないかと思います。

ポジティブとか前向きとか、鼻息を荒くして前に突き進む、というイメージをこういう書物から受け取ってきた気がします。

中村天風さんや安岡正篤さんたちの書物を読んでも、こんな雰囲気があります。

やっぱりリーダーシップやカリスマのある方たちには、推進力がそなわっているのですね。

そうそう、先日、2冊読む機会のあった稲盛和夫さんも、「ど真面目に生きる」とありましたから、目的を持って生きる人には自分を戒める心がけと、前向きな力強さが必要なんでしょうね。

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ぼくも東洋医学を真剣に学び始めたころは、学びと実践に没頭していました。

ふと気がついたときに、周りが見えなくなっているなと思った時に、考え方をあらためましたけど。

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立場はどうあれ「教育を受ける」「学ぶ」というのは、じっくり取り組み自分にも他人にもごまかしができない没頭する時間が必要になります。

あまり効率よく時間割やスケジュール通り勉強時間を設けても、なかなか思う通りには学びって進みません。

学生時代、時間割やカリキュラムにしたがった学びの場で過ごしましたが、納得できるまで深く学べていた気はしませんでしたね。

昔も今も、学校の勉強が嫌い!という子が多いのも、教育を受けたり学んだりする充実感が乏しいのかもしれませんね。

 

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毎年9月1日の2学期の始業式の日には、自殺される児童がもっとも多いのだとか。

一日一日はどうにかやり過ごせても、これからずっと続くのかと思いつめる夏休み終盤に終わらない宿題を目の前にしながら、そんな思いつめる時間が生まれるのかもしれません。

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まだまだ人生の先に思いをはせたり見通すことのできていない学生さんに、明確な目的を持って日々の学習に取り組むことを強要することはちょっとかないませんね。
自分の実体験からも。

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目標も定まっていない、眼の前の勉強が目先の人生のどんなことに役立つかもわからない、でも毎日学校に通って勉強しなきゃいけない。

ただただ「がんばるココロ」だけをふりしぼって学校に通うことって、ものすごく重荷に感じると思います。


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論語の「教え・教わることに必要な4つのフレーズ」は、ちゃんと学ぶためには必要なココロの構えだと思います。

ただそなえるココロは「がんばるココロ」じゃなくて「遊びのココロ」や「楽しむココロ」でないと、毎日学校へ通うのはココロに負担を乗せ続けるばかりじゃないかな。

「がんばるココロ」はしぼりだしつづけると、出し続ける力がなくなります。

次の一歩を踏み出す力がなくなっちゃうから、なにもできなくなっちゃいます。

ちからがなくなっちゃってるのに「やらなきゃいけない」気持ちだけはかたくなに持ち続けてしまいます。

「やらなくちゃいけない・がんばらなくちゃいけない」っていう凝り固まった気持ちをゆるしてあげることができると、9月1日の極まった行動を予防する救いになるんじゃないかと。

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使命感や生まれながらに役割を与えられて育つ武士の時代と、将来どころか目先の目標も定まっていない覚悟をもたない現代のこどもたちでは、教育の受け方や学び方にも環境や状況に合わせた違いを持つことが必要です。

もしぼくが論語の4つの教えの中に5つめを書きくわえられるとしたら、「楽しむココロを持ち続ける」フレーズをいれておきたいですね。

それも一番最初に。

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楽しいことをなんにでも見つけ出せるのは、やっぱり子どもに備わっている力強さです。

そう、子どもには「力・パワー」がそもそもそなわっています。

そんな力を発揮させない方がもったいない。

「がんばる」という使い方は積極性が伴うと力強さを発揮しますが、強要される「がんばる」はただただ消耗します。

必要なのは「がんばる」に代わる「力・パワー」の使い方。

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「がんばる」を「たのしむ」に転換して「力・パワー」を発揮できたら、子どもらしさを強みにした学び方ができるんじゃないかなぁ。

そんなパワーを持って学びの面白さをみつけださせて実践を繰り返すうちに、自然と丁寧に過ごす真心や没頭する気まじめさは身についちゃうんじゃないかと思ってしまいます。

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必要なのは「ゆとりのある時間」ですね。

大人も子供もスケジュールを詰め込み過ぎる傾向にある現代社会。

何が大切か、という優先順位を決めて、スケジュールの断捨離ができたらいいのかな。


何気なく開いた東洋の学びの書物のワンフレーズから、ちょっと気になっていた9月1日のことを思いついてみましたとさ。

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