身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

「下痢止めのツボ」でさらに下痢するわけ

こんにちは。易占と鍼灸の仙亀です。


野菜がお高いこの時期、それでも美味しそうなお野菜を観ると、ついつい買ってしまいたくなります。

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色つやや形にひかれて買ってみたシシトウ。

とても辛くてびっくりしましたが、元気な野菜からエネルギーをいただいた感じもします。

台風15号が接近して、お天気もあれるようですから、お野菜いっぱい食べて、カラダ作りをそなえたいと思います。

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東洋医学鍼灸に関する書物には、症状に対する効能書きが掲載されています。

「下痢止めのツボ」として鍼灸書物などによく出てくるツボに「水分のツボ」があります。

下痢が止まらないときに用いるとよいよ、とかかれているのですが、人のよっては「水分のツボ」をお灸などで刺激すると、そのあとかえって下痢が止まらなくなることがあります。

これ、じつは「水分のツボ」には下痢止めの働きがあるわけではないからなのです。

東洋医学では、ツボを目的を持って刺激しても効かないことがしばしばあります。

鍼灸師さんの用いる技術は、人のカラダをコントロールするものではなく、人のカラダにアドバイスを与えるもの。

刺激をカラダがどのように受けとめるかで、反応はいかようにもあらわれます。

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人から相談を受けてアドバイスしても、伝えたアドバイス通りにその人が行動するかどうかは、アドバイスを受けた人の解釈次第。

人のカラダも同じです。


「下痢止め」と思って用いる「水分のツボ」ですが、カラダが「下痢を止めたくない!」と思えば、必要に応じてさらに下痢をします。

この時のカラダの反応は、決して「反発」しているわけではない、というのがポイント。

与えた刺激に対して「ふむふむ、なるほど」という従順な納得をしたうえで反応してくれているので、ツボを用いた後におこる反応はカラダにとっては最善の策です。

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下痢をしているひとに「水分のツボ」を用いた時、さらに下痢することがありますが、じつはこれもともとは「便秘」しているヒトの場合に多いです。

自浄作用として腸内に停滞している便を強制的に排泄するために、わざわざ下痢・軟便症状をあらわして排除してくれています。

腸の運動を整える「水分のツボ」本来の効能が刺激されると、とうぜん「下痢を促進」して腸内環境を整えながら腸の本来の運動しやすい状況をつくるように反応します。

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お薬のように症状に対して対策するものではない東洋医学のツボ。

まずは効能を期待しつつ試してみて、そのうえでカラダがどんな反応をしたがっているかを楽しみにするゆとりをもって臨んでみるのも一興です。

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効能通りに反応すれば、カラダは従順。

効能と違う反応をすれば、カラダにはなにか「ひずみ」が潜んでいるのかもしれません。

ツボを刺激しながらカラダとの対話の時間を持ってみると、自分のことを深く知るきっかけになるかもしれませんね。

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