身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

おいしくたべる「食」へのこだわり

こんにちは。易占と鍼灸の仙亀です。


今日はとれたてのイサキのお刺身をいただく機会がありました。

月に一度、パートナーがお願いしてお魚をおくっていただいています。


これが始まったのは、お魚好きのお友達ご夫婦とのご縁ができたことから。

最初は料理教室のような形で、パートナーがお魚のさばき方など教えていただいていたのですが、いっしょに月時にお買い物に行ったりするような間柄になり、そんなご縁から魚をとり寄せるまでご紹介をいただきました。



じつはぼくは20代前半はベジタリアンでした。

ちょうど鍼灸学校在学中のことで、カラダのことや東洋の思考などに興味があり、鍼灸の研究会ばかりでなく、もっと生活に根付いた学びを増やしていきたいと思っていました。

そのための学生生活だし、いろいろ体験してみようということで、ご縁をいただいたところに顔を出させていただくこととなりました。

リマクッキング

リマクッキング

 

 
場所は東京の西、八王子にあり、マクロビオティックという玄米菜食と断食道場のようなところにお邪魔して、食の理念や作法や料理などを教えていただいていました。
※それがご縁で、気功や瞑想のような研修を受けたり、呼吸によいからと雅楽の横笛をならったりしていたこともありました。

無双原理・易―「マクロビオティック」の原点

無双原理・易―「マクロビオティック」の原点

 

 

20代後半、カラダの仕組みのことや運動(気のめぐりなどの観念的なものもふくめて)に興味がわき、やはり人のご縁で太極拳教室に通うようになりました。
そこでのご縁で、今のパートナーとお付き合いが始まり30歳前には結婚となりました。



お付き合いをしているとき、パートナーは鍼灸学校の学生でした。

パートナーはまもなく国家試験、そして、卒業というタイミングでもあったので、会えば試験のことや鍼灸の学びのことを話題にすることが多かったです。
この時点でぼくは自分のマクロビオティックへのこだわりをゆるめていました。


なぜか。


一緒にいるパートナー、じつは元来のお肉好きです。下戸のぼくとは違い、お酒もたしなみます。

いっしょに外食する時など、やはり、動物性タンパク質はつきものでしたし、調味料も自分で選ぶようなものを使ったお店などあるはずもなく。



もともとカラダに良いとはどういうことだろう、食材や調理法のカラダへの作用など、学生気分で研究目的で始めた食養生

そもそも外食して具合が悪くなるような食事法であれば、(色々な意味で)過酷な現代社会で生活していくことはできない、と考えを「ゆるく」持つようになりました。



江戸時代後期に書かれた「養生訓」の著者:貝原益軒さんは、ひとは楽しく暮らさないといけないよ。そのためにカラダを大事にするんだからね、と養生訓の冒頭に書き記してくれています。

養生訓 (講談社学術文庫)

養生訓 (講談社学術文庫)

 

 ひとはとかくはめをはずしたり、欲に駆られて無茶をおこしやすい。そのためには、ある程度の節制は必要。

でも、節制も度が過ぎれば「イジメ」です。

せっかく世の中に生まれてきたんだから、たのしむことを存分に味わって暮らしていきたい。
※ぼくの家族にも、そんな気風で自分のカラダを愛しながらも、食や暮らしへの楽しみ味わう工夫に取り組んでいってくれたらと思います。



今日いただいたイサキも、欲に駆られてガツガツ頬張るのではなく、身の部分や皮の部分、ちょっと皮目を焼いたものや、骨などでだしをとったみそ汁、白子の和え物など、それぞれをじっくりじっくり味わって、食材の多彩さを楽しみます。

玄米菜食や食養生を通して、また、自分のそれ以降の過ごし方から「食べちゃいけないものは何もない」ということにいきつきます。

ただ、タブーな食材はないけど、タイミングや体調、あるいは材料を選ぶってことはした方がよいなと。

材料といっても、娘たちと一緒にいれば、スナック菓子などをいっしょに食べることもあります。
家族の対話を盛り上げてくれるこうした「お菓子」は、過ごす時間の彩りです。
食べて栄養になるかどうかはわかりませんが、少なくともココロを育む「栄養」にはなっています。



生活にゆとりがあれば、こうしたお菓子も選んでもよいかもしれません。

でも、生活がカツカツになったとき、食材や調味料を選ぶことさえできなくなった時、「こだわり」があるために不幸な食事にならないように、食卓に並ぶものにはいつも感謝できる姿勢を大事にしていきたいと思っています。

まず、食べられることに感謝。



東洋医学の発想術でも、食べて「やっちまった!」というあとには、それをリカバリーする食事やケアをすればいいと考えています。

※様々な食材の持つカラダに負担をかける要素に合わせて、「解毒」に役立つ薬味など漢方薬の知恵などはとても役に立ちます。
また、鍼の施術でもそんな「食あたりのツボ」なんていう便利なものもあったりして。


わかっていて「やっちまった!」(会食や飲み会など)のあとは、リカバリーの支度をすることができます。

「こだわって」完璧、と思っていたのに、結果「やっちまった!」となることも、体調や条件によってはしばしばあることです。

ぼくの食へのこだわりは、美味しく食べて、毎回つじつまを合わせていくこと。
カラダを振り返る習慣を持つことで、つじつま合わせと、眼の前の食事の味わい方の工夫が楽しめます。

食べることは有意義です。そして意義を持たせることができるかどうかは、食への興味とココロのゆとり(遊び心)があるかどうかにかかっています。

さて、今日の食事に意義は見いだせたかな?なんてことをほぼほぼ考えることなく、今宵のイサキづくし、美味しくいただきましたとさ。