身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

東洋医学とファンタジー

こんにちは。占いと鍼灸の仙亀です。


今日は一日雨模様。明日の天気が気になって、夕方、ニュースをつけてみました。

画面には見慣れたロボット「ペッパー君」があらわれました。

なんでも「国内業界初 イオンカードが入会受付窓口をペッパー君で自動化」するための実証実験を始めたとのこと。

robotstart.info


この実証実験は千葉の「イオンモール幕張新都心」で一定期間実施した検証結果で、設置店舗を増やしていく予定なのだとか。

将来的にはさまざまなロボットを使って店舗の無人化を目指しているそうです。

ふむふむ、きまりきった業務をロボットに任せてしまうのってとても合理的でよいと思います。
ひとが同じことにばかり携わっているのはもったいない。

今のAIの効果的な働きが膨大な「きまりきったこと、わかりきったこと」に適切に対処応対することが得意ならば、便利に心地よく人の役に立ってくれたらと思います。


ドイツの児童文学作家であるミヒャエルエンデ。

彼の作品で「モモ」を読みました。映画では「ネバーエンディングストーリー(はてしない物語)」を子どもの頃に見た記憶があります。

「モモ」という作品では、主人公のモモという少女が「時間どろぼう」とたたかう物語が描かれています。
「マイスターホラー」という登場人物とモモは対話することで「時間」というものの正体を知り、人々が盗まれた時間をとりもどそうとするわけです。

じつはぼくが「モモ」を読んだのは今年に入ってから。

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

 

 
学生時代から気になっていたのですが、児童文学という括りからちょっとかっこつけて触れないでいたのかもしれません。

もともとファンタジーの世界が好きで、仕事として携わっている鍼灸もファンタジーの要素がたくさん含まれていると常々思っています。
そして、ファンタジーの力は仕事にとても有効に役立っています。


さて、工業機械や人工知能などの進歩で人のになってきた役割は変わっていきそうです。
朝から晩まで同じことをずっと繰り返してきたことを手放すことができると、人はなにかもっと創造的なことに手を伸ばせそうです。

ポイントとなるのが、画一化された工業製品とひとつひとつこだわりをもって作りだされる手工芸品とは、全く違うということ。

つねに一つ一つの作品にこだわりと工夫を続ける必要のある作品は、機械ではできない「なにか」がありそうです。
ロボットに作ってもらった画一的な料理とひとの創意工夫が盛り込まれた料理では、「なにか」を感じとることができるのではないでしょうか。


さてさて、どんどん便利になっていきそうな世の中。
便利になって生み出される時間は何に使っていくのでしょうか?

とかく生み出された時間に「忙しい」を詰め込んでしまいがちな世の中。
もしかしたら「モモ」に登場する「時間どろぼう」に大切な「時間」を盗まれているのかもしれません。

せっかく生まれた時間。
「忙しい」とは違った別な意義に使ったらいいんじゃないかと思います。


ミヒャエルエンデのもう一つの作品「はてしない物語」では、「虚無」というものがファンタジーの国を飲み込んでしまうピンチを勇者が救っていく物語が展開されていきます。(ぼくが子どものとき観た映画での話です。あいにく原作をまだ読んでいません)
人のココロが「虚無・むなしさ」で満たされると、味気ないそっけない灰色の人生になってしまう。

 
ひとは「ものごころ」つくころから空想の世界や理想や夢を持つようになります。
※こどもちゃんの突拍子もない行動、たとえば、「飛べると思って、高いところから飛び降りてしまう」とか。

くったくなく「自分の将来の夢」をはなしてくれる子どもちゃんや若者と話をする時、そのファンタジーの力強さに拍手を送りたくなります。


ひとは大人になってからも、子どもの時のような「無邪気な夢や理想」ではないけど、多少なりとも希望や期待をもってすごします。
「ああなったらいいな」「こうなったらいいな」は、つねにわきおこるファンタジーのココロ。

こうしたココロが沸き起こることで、今を力強く生きていけるんじゃないかな。

時間に追われて殺伐とした時間を過ごしていると、次の瞬間への期待のココロをもつ元気もわいてきませんね。



鍼灸はファンタジーです。個人的に強い信念を持っています。

人のカラダやココロの中を鍼灸師の創造力=ファンタジーの力で、東洋医学の世界観(東洋医学理論)で患者さんの状態を理解して術を施します。
「気」という考え方やとらえ方が一般的でしょうか。科学的ではないでしょうし、証明するすべはないのですが、とっても生々しい実感伴うファンタジックな感覚で理解できます。

患者さんにはこうした「気」というファンタジックな考えや実感を、日常の言葉に落とし込んでお話をします。

じっさい、鍼灸師であるぼくには医学や科学で人のカラダを話す方が「空想的」になります。
なぜならぼくは医学や科学を探求しているわけではないから。そして、それを鍼灸臨床に全く使っていないから、話しようもありませんね。


鍼灸施術を受けに来られる患者さん、体調が悪いばかりではないです。
おしゃべりをしに来られたり、身のまわりの相談ごとをしに来られることもあります。
鍼の施術を受けながら、身のまわりの「もしもの話」をすることで、ココロやカラダの不安を解消されていきます。
そう、きっと「ファンタジーの時間」を楽しまれに来られるんじゃないかな。

ファンタジーがあるから、ひとは先の見えない毎日にも安心できるココロを持つことができるのかもしれません。


ココロのゆとりやちょっとだけでも「夢」(希望や期待)をもつことって、とても大切。
益々便利になる世の中なのでしょうが、忙しくなるばかりでないことを願っています。

雨降りを窓越しに眺めながら、ひとりボーっと過ごす時間を楽しみつつ。

博心堂鍼灸院 - やさしい鍼と無煙の炭灸

ぼくのやっている博心堂鍼灸院という鍼灸院は、東京都杉並区にあります。
7月から体制が大きく変わります。6月中は火曜日・日曜日以外の午前中、営業しています。ファンタジーたっぷりなおしゃべりしたいとき、声をかけてください。なんちゃって。