身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

マイノリティ、差別と区別

こんにちは。占いと鍼灸の仙亀です。


日曜日の午前中、鍼灸のお仕事はお休みだったのですが、急きょ体調を見てほしいとのご依頼をいただき、施術の機会がありました。

午前中のお仕事を終えてお昼前、ちょっと気晴らしにテレビをつけて見れば「男子ごはん」という番組が始まるところでした。

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TOKIO国分太一さんと料理家の栗原はるみさんの息子さんである栗原心平さんが、今日はオープニング早々「梅雨ですねぇ。」というコメントからはじまりました。

なんでも梅雨の憂鬱を吹き飛ばしてくれるような元気になる献立が今回のコンセプト。
4品のレシピはピリ辛もふくまれますが、ニンニクを使ったものが印象的。
豚肉やトマトなどの疲労回復に効果的な食材を使うあたり、元気に梅雨のジメジメを吹き飛ばしたい人には、美味しい食材ですね。

そう、とくべつ「元気になろう!」という気持ちもなく、梅雨のジメジメを受け入れて「まっとうにウツウツ・ジメジメすごしてみようかな」と季節を受け入れているぼくには、ちょっとヘビーな献立でした。
「キャベツのピリ辛浅漬け」はちょっと魅力的。



季節の変わり目やジメジメする梅雨時、そして、秋の長雨のころ、湿度の影響からか消化器とココロはドヨ~ンと重たくなります。

これはちゃんと湿度を受けとめている証拠。
この「負担に感じる自覚」があることで、カラダは季節にかなったモデルチェンジをはじめます。

・たくさん寝る

・食欲がなくなる

・動作が鈍くなる

・突然の下痢

こうしたことをとおしてカラダはジメジメした梅雨からムシムシ暑い夏へと変身をつづけます。


ただ、梅雨時の気持ちの重さ、とってもわずらわしいです。

こうした時期に気持ちの憂鬱を抱えて、体調不良と心の不調を同時にご相談に来られる方もしばしば。


ぼくの鍼灸のお仕事の患者さんで、自分はマイノリティ、と世間的に立場が弱いからということを理由に、家庭のことや職場でのこと、仕事のことを悩まれる方がいらっしゃいます。

彼女はシングルマザーという立場。

なるほど、ご自分の立場を弱く感じる要素はありますね。

ぼくのまわりではシングルマザーとよばれる立場の方は、それほど世間的に不利な様子は感じないのですが、それはぼくの浅い人間関係での実感まで。

やはり、偏見を持たれたりすることもあるようですし、経済的な不安や育児をしながらのご自分や家族の将来など、心配は尽きないでしょうね。



世間で少数派といわれるマイノリティのひとたちですが、一括りに偏見を持つのはいかがなものかと常々思っています。

シングルマザーやシングルファザー、LGBT、身体障害、難病、いじめられっ子(?)

集団の中でその他大勢とちょっと違う目立つところがあると、マイノリティ。
違いが目立っちゃうからそんな風に見えちゃうのかなぁというところが、つよく違和感を感じるところ。


集団に対する先入観や偏見や差別があるのは、その他大勢の人たちがもっと関心を持って、理解をすすめて行けばよいのだろうと。

少なくともぼくは集団に対する偏見をもつことはできません。きっとぼく自身にも自分が「集団の中では少数派」という部分がたくさんあるから。
ぼく自身の「マイナーだろうな」というところをひけらかして、多くの人に受け入れてもらえるかどうか、という不安はもっています。

でもこれって、みんながもっている「個性」ということになりそうです。


先ほどのシングルマザーの方からご相談いただくときも、シングルマザーという集団の中でのマイノリティというよりは、結果的に個人としての個別な問題としてご相談に乗っています。

誰しもみんなにそれぞれの「個別の問題」は存在しますよね。一生懸命毎日を過ごしていこうとなれば、なおさら様々な問題をかかえていくこともあるでしょう。

一昔前、一億総中流社会なんて言われる世代では、まわりにちょっと先行く先輩やお手本となる生き方を確立している人がいたような。
モデルケースやお手本となる人がいると、解決策や先々の見通しが立ちやすいですね。まったく同じにはいかないでしょうが、先の不安はなくなりそうです。


マジョリティやマイノリティという「枠」をはずして、「個々人」というそれぞれの立場で「自分の問題」をその都度解決していく必要がある世の中なんだと、こうしたご相談事を通して感じます。

それぞれが自分の人生を模索しながらでも確立していくことができれば、どんな集団の中でも自信を持って生きていけるのではないでしょうか。
今、テレビをつけるとセクシャルマイノリティとよばれる人たちが、ご自分を活かして活躍されています。すてきだな、と素直に思います。


大事なのは「自分はこうありたい」というビジョンというか「本心」をもっているかどうか、なんじゃないかと思います。
先ほどのシングルマザーの方から、ご家族のことや職場や転職についての相談をいただくとき、「本心」がちゃんと定まるといっしょに解決策をみつける話し相手はできそうです。

「本心」が定まらないのなら、愚痴や弱音を聴く準備はぼくにはあります。「占い師」というお仕事の範疇に入るのでしょうが。今、先のシングルマザーの方のご相談に乗っているのはこのあたりかな。

周りが気になりたくさんの情報が一瞬で広がる今の世の中では、マイノリティという問題は、これからも増えていくのだと思います。

ただ、個人的に他人をねたむ「差別のココロ」が「自分の本心・ビジョン」をみつけることで、自他の違いを楽しむ「区別のココロ」に変わることは応援していきたいです。

占いのお仕事ばかりでなく、東洋医学のお仕事でも「本来の自分のカラダ」「本来の具合のよいコンディション」を鍼の施術を通して、眼の前の患者さんの変化をうながします。
東洋医学では、患者さんご自身は自分のカラダの細部まで自覚が行き届いていないので、術者である僕がかわりに「本来あるべき状態」をみつけて術を施していきます。
「身の内のこと」は東洋医学で。「身のまわりのこと」は占いの立場から「自分みっけ」のお手伝いができるかな。


「まわりはまわり、私は私」。

「みんなちがって、みんないい」。(「わたしと小鳥と鈴と」金子みすゞ)

ほらね、自他の違いを楽しむココロって、素敵な感性じゃないですか?

 

わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集