身近に役立つ東洋医学の発想術

東洋医学と易のユニークな発想で今日の一日をもうちょっとhappyに。

「天気痛」東洋医学ではこう考えます。

こんにちは。仙亀です。

【「天気痛」って、話題に取り上げられているんですか?】

テレビを見ていたら「天気痛」というものを取り上げていました。
調べて見ると、今年すでにいろいろな番組で取り上げられているものなのですね。

日本では「天気痛」を専門に扱った科があるようで、「天気痛外来」というのが国内では唯一「愛知医科大学」にあるとのこと。
そもそも「天気痛」という用語は「愛知医科大学医学部学際的痛みセンター」の佐藤純というお医者さんがいいはじめたそうです。

たまたま今回テレビでみかけたのですが、もしかしたらぼくは知らないままで今年一年過ごしていたかもしれません。


【「天気痛」の症状あれこれ】

天気の変わり目に不調を訴えることがあります。

・ズキズキする頭痛

・足腰やよく使う場所の関節痛

・腰痛や膝の痛み

・肩こりや首、眼の奥の痛み

・フラフラするめまいや耳鳴り

・歯茎の腫れや痛み

・吐き気や胃もたれ

・古傷の痛み、ぶりかえし

・無気力、気持ちがたかまらない、落ち込みやすい

・ボーっとする、うっかりミスを連発する、集中できない

日常生活でもよくありそうですが、とくに雨の降る前などの転機の変わり目でおこりやすいです。

天候の変化が原因でおこるこうした体調不良を「気象病」とか「天気痛」というそうです。

なんでも日本人には1000万人ほどの患者さんがいらっしゃって、8割が女性とのこと。

過敏な人は自覚症状が出やすいでしょうし、苦しまれている方も大勢いらっしゃると思いますが、気がつかないでやり過ごしている人も多そうですね。
とくに体力に自信のある方や忙しい方などは、ちょっとつらくても「気のせい」にしてがんばっちゃいますからねぇ。



【昔からある「天気痛」】

五月病」や「季節性うつ」「冬季うつ症」などもよく耳にしますが、「雨降り前の膝の痛み」なんていうのは昔からひんぱんに訴えられていました。

現代医学的に「季節痛」の原因を解説すると、気温差や湿度、気圧の変動で自律神経の乱れや血管の拡張がおこり、さまざまな体調不良をひきおこすとのことです。



東洋医学にもある「天気痛」】

東洋医学でもこうした気象の急な変化が原因で体調不良をおこすという概念があります。
それを「風邪」といいます。

感冒感染症、インフルエンザなども東洋医学的に「風邪」にふくまれますが、脳卒中やその後遺症も「風邪」にふくまれます。
※悪寒や発熱をともなう「風邪」は「傷寒」へと病気がうつりかわり、対処も変わっていきます。インフルエンザなどはかかり始めが「風邪」でもすぐに「傷寒」へと移行する病ですね。

「風邪」とは身のまわりの急な変化のことをさします。

天気や気温、湿度、気圧の急な変化などもそうですが、「嫌な空気」や「居心地の悪さ」というストレスも「風邪」にふくまれます。
※つまらない人間関係の輪に入る時感じる「空気が悪い」という感覚は、「風邪のひき始め」です。笑っちゃいますが、ご用心ご用心。

「風邪」は常にさらされていると慣れてしまうのですが、「突然の変化」にカラダが対応できないときに症状を発症します。

だから、元気がなかったり、寝不足や過食が原因で体調がすぐれなかったりすると、外界の変化にしなやかに順応できないので「気象病」や「天気痛」のような症状がおこるわけです。



【「天気痛」を対策してみる】

テレビなどでは「耳のマッサージ」や「手首のツボ(内関(ないかん)のツボ)」をおさえるなど紹介しているようです。

東洋医学的な解釈では、急な寒さ、エアコンの冷えを感じる時には「耳のマッサージ」をおすすめします。くわえて、鼻も。
末端の血流をうながすことで、全身の緊張がゆるむだけでも痛み症状は楽になります。

「手首の内関のツボ」は押したりもんだりするよりも、お灸をする方がかなっています。市販のシールタイプの簡単なお灸がありますから、ためしてみましょう。

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そして、「胃もたれ」をともなう不安やめまい、ふらつきのあるときに効果が期待できます。
※押したりもんだりするよりも、テニスなどのスポーツで用いる「リストバンド」を巻いておく方がよさそうですね。東洋医学的には。

東洋医学的な「天気痛」対策

東洋医学的には、環境の急な変化を感じないで済むような対処をおススメします。

・脱ぎ着をしやすいジャケットなどを常に持ち歩き、冷房の利いたところへ入る時に事前にジャケットを羽織る。暑くなったすぐに脱ぐ。

・襟元はストールなどでつねに保護しておく。うなじに強い日差しやエアコンの風があたらないように気をつける。

・外出時の帽子はおススメです。

・サングラスやゴーグルで目に飛び込む日差しや風をシャットアウト。嫌な景色からは眼をそむける(これ、意外とストレスから離れられるので効果的です)。

・顔やまぶた、手の甲のかさつきなどは、こまめに化粧水や乳液で保湿を心がける。

・寝る時はひとまず布団でカラダをしっかりくるんで眠る。(夏場はタオルケットでもよいです。不安がるカラダを覆うだけで効果的。)



【そもそも「天気痛」って】
急な天気、気温、湿度、気圧の変化に、自律神経と血流と内耳の役割である「平衡感覚」に柔軟に対応できないのが、さまざまな「天気痛」症状です。

古傷や過労して痛めている足腰などは、つねに環境の変化を感じないようにサポーターなどで覆って過ごすとよいですし、痛みがなければ日頃から軽く汗ばむ程度の運動習慣を持つことで、全身の血流はよくなり平衡感覚も鍛えられます。

また、体内の循環をよくして軽く汗をかけるようになると自律神経のバランスも整いやすくなりますから、無理ない範囲でカラダを動かすことを楽しまれたら「天気痛」や「気象病」の予防はできそうですね。

そして、運動を快適に行うためにも、充分な睡眠と食事の節制は大切です。

昨今、ゲリラ豪雨爆弾低気圧、ダブル高気圧による猛暑酷暑、突然の竜巻や雷雨など、「しなやかすぎるカラダ作り」は必須条件ですね。

あとはこまめな「風」を感じないで済むような対策。

外出時、荷物が増えそうですがつらい「天気痛」は予防しておきたいですね。

お大事に。